行動経済学とは、従来の経済学が想定してこなかった人間の感情や行動のクセを分析する、心理学と経済学を融合した学問です。2002(平成14)年にダニエル・カーネマンが、また、2017(平成29)年にはリチャード・セイラーがノーベル経済学賞を受賞したことで話題となり、世界の企業がビジネス分野に応用できる学問として、行動経済学に注目しています。
日本でも研究が盛んになり、マーケティングや広告などのビジネス分野、政府の施策などに、その理論が活用されています。
今回の展示では、私たちがどのように意思決定や行動選択をしているのか、選択の謎とも言える行動経済学の理論を知り、より良い選択と行動をするために役立つ本を紹介します。