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2025年度展示情報一覧
行動経済学 なぜそれを選ぶのか 選択の謎を知る

行動経済学 なぜそれを選ぶのか 選択の謎を知る

最終更新日 2025年03月29日

展示期間 : 04月から05月

展示場所 : 本館一般展示


行動経済学 なぜそれを選ぶのか 選択の謎を知るの展示ポスター
行動経済学とは、従来の経済学が想定してこなかった人間の感情や行動のクセを分析する、心理学と経済学を融合した学問です。2002(平成14)年にダニエル・カーネマンが、また、2017(平成29)年にはリチャード・セイラーがノーベル経済学賞を受賞したことで話題となり、世界の企業がビジネス分野に応用できる学問として、行動経済学に注目しています。
日本でも研究が盛んになり、マーケティングや広告などのビジネス分野、政府の施策などに、その理論が活用されています。
今回の展示では、私たちがどのように意思決定や行動選択をしているのか、選択の謎とも言える行動経済学の理論を知り、より良い選択と行動をするために役立つ本を紹介します。

展示関連情報

サクッと学べるやさしい本

『行動経済学 (サクッとわかるビジネス教養)』

阿部誠/監修 新星出版社 2021年
行動経済学の基本を豊富なイラストで解説していて、はじめて学ぶ人でも気楽に読むことができます。豊富な実例から、自分が無意識のうちに動かされていたことに気づき、行動経済学を深く学びたくなります。

『知識ゼロでも今すぐ使える!行動経済学見るだけノート』

真壁昭夫/著 宝島社 2018年
行動経済学の基本を、1項目見開き1ページで、イラストとシンプルな文章で解説しています。楽しく読み進められますが、ときどき戻って読み返すことで、行動経済学の概要を理解することができます。 

『ヘンテコノミクス 行動経済学まんが』

佐藤雅彦/原作 マガジンハウス 2017年
人は、時に不合理な判断やヘンテコな行動をしてしまう生き物です。経済における人間の行動を解明する原理について、各テーマごとに日常を舞台にした漫画で解説しています。                                     

『13歳からの行動経済学 推し活中学生のお小遣い奮闘記 』

太宰北斗/監修 ナツメ社 2024年
物語形式で行動経済学の基本的な考え方を学ぶことができます。主人公は、推し活に夢中な中学生。日常生活のどんなシーンで行動経済学が活かせるのか、主人公と一緒に学びましょう。行動経済学は、日々の選択で「うっかりミス」をなくすための知識にもなります。

『ゼロからわかる知らないと損する行動経済学』

ポーポー・ポロダクション/著 日本文芸社 2022年

『行動経済学の使い方』

大竹文雄/著 岩波書店 2019年

もっと知りたい人気の本

『行動経済学が最強の学問である』

相良奈美香/著 SBクリエイティブ 2023年
本書では、主な行動経済学の理論を体系化し、コンパクトにまとめています。意思決定のクセを理解することで、世の中に張り巡らされているビジネス戦略の裏側を知ることができるかもしれません。

『実践行動経済学 完全版』

リチャード・セイラー/著 日経BP 2022年
表紙に描かれた親象が子象にそっと触れる「Nudge」という様子が、ちょっとしたきっかけで、本人が良い選択をするように誘導するナッジ理論という手法です。「ナッジ」と、その逆に選択させないようにする「スラッジ」を軸に、行動経済学をどのようにうまく用いて幸せな人生を送るかを解説しています。

『ずる 嘘とごまかしの行動経済』

ダン・アリエリー/著 早川書房 2014年

『勘違いが人を動かす 教養としての行動経済学入門』

エヴァ・ファン・デン・ブルック/著 ダイヤモンド社 2023年

『行動経済学の逆襲』(上・下巻)

リチャード・セイラー/著  早川書房 2019年

『実践行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択』

リチャード・セイラー/著  日経BP社 2009年

今すぐ実践!ビジネスや日常生活に役立つ本

『いますぐできる実践行動経済学 ナッジを使ってよりよい意思決定を実現』

大竹文雄/著 東京書籍 2024年
著者が高校生向けに行った経済学の出張授業を書籍化したものです。行動経済学の概念を、中高生にもわかりやすい言葉で解説されています。日常生活にどう応用していくのかの身近な具体例や実験例も興味深く、「ナッジ」について、深く知りたくなります。

『MBA心理戦術101 なぜ「できる人」の言うことを聞いてしまうのか』

グロービス/著 文藝春秋 2020年
この本では、誰もが陥ってしまいがちな101個の「バイアス」(思考の偏りや歪み)を解説しています。バイアスを知ることで、他者を動かす武器として使えるほか、バイアスを用いて悪用しようとする他者から身を守ることもできます。

『9割の買い物は不要である 行動経済学でわかる「得する人・損する人」』

橋本之克/著 秀和システム 2021年
「行動経済学」と聞くと、それだけで難しく感じたり、とっかかりにくい印象を持ったりしますが、買い物をする時の心理に置き換えると途端に身近なものに感じられます。この本は、「行動心理学」が実社会において、どのように活用されているのか、活用できるのかを平易に解説しています。学問からの視点だけでなく、自分が、どのような心理で買い物をしているのかという興味からも読み進めることができます。