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ココロもカラダもイキイキと

最終更新日 2017年05月25日

展示期間 : 09月から10月

展示場所 : 本館一般展示


展示ポスター
男女とも平均寿命80歳を超えた日本の社会。世界でも経験したことがない長寿社会日本。
年齢を重ねても心も体もイキイキと過ごしていけるようにしたいものです。
そこで、ロコチェックをして自分の体の状態を確認しましょう。1つでも当てはまればロコモティブシンドロームの可能性があります。

展示関連情報

ロコモティブ(運動器症候群)シンドロームとは?

運動器の障害により要介護になるリスクが高い状態になることです。
運動器(locomotive organs)とはなんでしょう?
運動器とは、骨・関節・靱帯、脊椎・脊髄、筋肉・腱、末梢神経など、体を支え(支持)、動かす(運動・移動)役割をする器官の総称です。
簡単に言えば、足腰が弱って簡単に立てない、スムーズに歩けない状態になることです。
日本整形外科学会が、2007(平成19)年に、新たに提唱しました。
「ロコモ」の提唱には、「人間は運動器に支えられて生きている。運動器の健康には、医学的評価と対策が重要であるということを日々意識してほしい」というメッセージが込められています。
ロコモは、「メタボ」や「認知症」と並び、「健康寿命の短縮」、「ねたきりや要介護状態」の三大要因のひとつになっています。

ロコチェック(一つでも思い当たればロコモの可能性があります)

1.片足立ちで靴下がはけない
2.家の中でつまずいたり、滑ったりする
3.階段を上がるのに手すりが必要
4.横断歩道を青信号で渡りきれない
5.15分くらい続けて歩けない
6.2kgぐらいの買い物を持って帰るのがつらい
7.布団の上げ下ろし、掃除機の使用など、前かがみの作業がつらい

ロコモの予防には、筋力アップが大切

筋力アップの対策として、主に運動、栄養、生活習慣があげられます。
だけど筋力は加齢とともに低下していくものです。
自分の体力に合わせて、できうる限り毎日続けましょう。
自分の体を知り、予防・早期発見・早期治療に心掛けましょう。

ロコモにならないために

『100歳まで元気に歩ける体づくり「75のコツ」』

大江隆史ほか/監修 主婦と生活社 2013年
いつまでも介護を必要とせず、行きたいところに出かけられる。
そのためには「ひとりで歩ける」ことが大切です。
歩けるからだを維持・向上させるゆるラク運動をイラストで掲載しています。
高齢期に入ってからの食事の取り方も紹介しています。

『老筋力 100歳になっても自力で歩きたい人の筋肉トレーニング』

久野信彦/著 祥伝社 2008年
「楽しんでやる」「難しいことはしない」「痛いこと、無理なことはしない」「目標をもつ」をコンセプトに身の回りのものを使って筋力を鍛えるトレーニング方法を解説しています。
107歳まで歩けたきんさんが実践した筋力トレーニングも紹介されています。

『いますぐできるロコモ体操』

渡會公治/著 家の光協会 2010年
いままでの生活習慣による癖が蓄積され悪い姿勢になり、痛みが生まれます。
ロコモにならないために自分の体を知り、体を上手に使いましょう。
紹介された体操を取り入れ、脱ロコモに取り組みます。

『ロコモ予防ヨガ体操 100歳まで動ける体を手に入れよう』

宇部実智子/著 日貿出版社 2014年
ロコモ予防体操とヨガの呼吸法を組み合わせて、効果的に運動法を紹介しています。
イラストが豊富でわかりやすいです。

心も元気でいるために

『賢く元気に老いるための31の心得 そのときあわてない困らないだまされないために』

立花和弥/著 ブラス出版 2013年
65歳をすぎたらあわてない、困らない、だまされない、ための準備と心構えの本です。
少しでも自分らしく、楽しく日々をすごすために必要となる情報をイラストなどを豊富に使って分かりやすく紹介しています。

『老いを愉しむ習慣術』

保坂隆/著 朝日新聞出版 2011年
老いることをネガティブにとらえるのではなく、老いを受け入れ、愉しむ。
年齢を重ねても自立した精神を持ち、前向きに過ごす。
それは、「しなやかな心」をつくり、持ち続けることです。
そのヒントを紹介してくれます。