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ふるさと成田 ‐市制施行60周年‐

最終更新日 2017年05月25日

展示期間 : 03月から04月

展示場所 : 本館一般展示


展示ポスター
 「成田」ときいて、何を連想しますか?新勝寺や成田空港、宗吾様でしょうか。豆まきや祇園祭、花火大会の様子でしょうか。うなぎ・サツマイモ・羊羹の味が思い浮かぶ方も多いかもしれません。近年は、うなりくんや成田ソラあんぱんを通した地域活性化活動が盛んです。また、昨年の空港の発着回数は、過去最高値を更新しました。
 そんな成田市は、2014(平成26)年3月31日に市制施行60周年を迎えます。それに伴い、今年1年間、記念事業として様々なイベントなどが予定されています。この機会に、一度、成田を見つめなおしてみませんか。日々暮していても、案外、知らなかったことがあるかもしれません。
 今回の展示では「ふるさと成田 ‐市制施行60周年‐」と題して、成田市のこれまでを振り返り、より深く知るための手がかりとなるような資料を紹介します。

展示関連情報

成田市は、1954(昭和29)年3月31日に当時の「成田」「公津」「八生」「中郷」「久住」「豊住」「遠山」の7町村が合併し誕生しました。合併当時の人口は約4万5千人、農業を中心とした観光都市でした。1966(昭和41)年に新東京国際空港の設置が決まると、成田ニュータウンの造成や成田駅周辺の再開発、野毛平・豊住地区の工業団地造成などの関連事業が行われ、大きくその様相を変えていきました。現在、成田山新勝寺への参詣客は年間約1000万人を超え、成田空港の年間発着回数は22万回を超えています。2006(平成18)年には下総町・大栄町と合併し、現在は人口12万人の都市となりました。

成田の歴史

『成田・寺と町まちの歴史』

小倉博/著 聚海書林 1988年
「成田の発展は成田山から」と言われるように、成田は江戸時代以降、成田山新勝寺の門前町を中心に、商業・農業の町として栄えてきた。また、成田空港の開港により、国際都市へと発展してきた。この本は、成田山縁起、成田山と江戸市民、市川団十郎家代々の不動信仰などから、成田市の古代・中世・近世・近代の歴史的経過を史実に基づき記述。不動信仰と成田の歴史に関心のある方もぜひ一読を。

『成田の史跡散歩 16コースでたどる成田のすべて』

小倉博/著 崙書房出版 2004年
成田市の史跡とそれにまつわる地名、地理、歴史、人物などについて、16編にわたりまとめる。

『目で見る成田・印西・白井・富里・印旛の100年』

郷土出版社 2002年
成田市とその周辺地域の100年間を、残されていた貴重な写真を用いて紹介。懐かしい風景や地域の伝統的な風俗、記憶に残る出来事など、成田の人びとの暮らしの変化を知ることのできる写真集。

『成田ゆかりの人物伝』

小川国彦/著 平原社 2002年
成田の地に生まれ育ち、郷土の発展に尽くした人、あるいは他所で活躍した人、また成田に移ってきてから成田のために尽力した人びと80人について調査研究し、ゆかりの人物伝としてまとめた。

成田へのみち

『成田へ 江戸の旅・近代の旅  東日本鉄道文化財団の第30回企画展図録』

佐藤美知男/監修 東日本鉄道文化財団 2012年
江戸時代に入ってから、成田山へは多くの人びとが訪れるようになった。江戸から近い成田山への旅は人気があり、成田山へ向かう複数の道が、「成田街道」「なりたみち」と呼ばれるようになった。街道や船を利用した江戸時代から、現在では3ルートが確立した鉄道での成田参詣の旅を、多くの資料をもとに鉄道の歴史とともにふり返る。

『京成線歴史散歩』

岩井寛/著 鷹書房 1987年
京成電鉄の「京成」とは、その名の示すとおり東京の「京」と成田の「成」の文字を結び合わせた社名であり、東京から成田山参詣のために設立された電車といえる。昔は16里、3泊4日ののどかな道中で成田山参詣に出かけたが、1933(昭和8)年に京成電鉄の上野から成田までの全長68.4キロメートルの軌道が開業すると、成田不動尊への参詣客は都心からでも日帰りできるようになった。江戸情緒を残す東京の下町を抜け、江戸川鉄橋を渡って、成田街道沿いに走る京成電鉄沿線の遺跡を中心に、地元を再発見できる一冊。

『京成電鉄昭和の記憶 東京下町‐千葉・成田を、青電・赤電が走った時代の想い出アルバム』

三好好三/編著 彩流社 2012年
京成電鉄は「京成電車」の愛称で、東京の下町から千葉県下で親しまれてきた。日常の利用者である通勤通学客、商用客、買い物客を大切にし、到着時間の短縮に務めてきた。そんな京成電鉄の魅力を、主に昭和時代に絞り込んで、貴重な記録写真集としてまとめた資料。

成田山

『現代語訳成田参詣記』

中路定俊/著 成田山仏教研究所 1998年
『成田参詣記』は、江戸時代末期に刊行された、別名『成田名所図会』とも言われる成田山参詣客のための案内記。江戸の町人を中心とした庶民文化が華やかだった時代、諸国には天変地異による飢饉や流行病、暴動などが頻発し、人々の心は穏やかではなかった。そこで、各地の霊場への参拝が盛んになり、成田山も多くの参拝客で賑わった。参詣途上にある各地の名所旧跡案内の手引書として編纂されたのが『成田参詣記』である。本書は、この『成田参詣記』を原文は現代語訳に、漢文は読み下しにするという方法で読み易くし、現代語訳として再刊。

『「成田参詣記」を歩く』

川田寿/著 崙書房出版 2001年
江戸時代には数多くの名所図会が発行され、『成田参詣記』もこの中の一つであった。刊行された1858(安政5)年は、成田山新勝寺の新しい本堂(現在の釈迦堂)が建立された大事な年でもあった。『成田参詣記』の挿絵をもとに成田街道をたどり、江戸の庶民の成田詣での旅を探った。

『成田祇園祭 まつりの、あの感動をそのままに再現』

千葉日報社 1988年
300年近く、その伝統を受け継いできた成田祗園祭。明治時代には、成田山の門前も道路や商店街が整備され、お祭りも現在の形に近いものになってきた。各町内の象徴である山車や屋台は、華麗な飾り、風情のある彫り物など、それぞれの町内の誇りを雄弁に物語っている。毎年30万人以上の人びとが集まる成田祗園祭の様子を、写真で紹介する。

『成田街道いま昔 「成田参詣記」の世界をたずねる』

湯浅吉美/著 成田山仏教研究所 2008年
江戸時代の成田詣の姿を著わした「成田山参詣記」をもとにして、その時代の道中の名所・旧跡を、現代の様子と比較しながら案内する。

『お不動さまの話』

宮坂宥勝/著 成田山新勝寺 2012年
不動明王は昔から「お不動さま」と呼ばれ、最も庶民的な信仰の対象として、多くの人々に親しまれてきた。動かざるところの尊い者という意味があり、極めて厳しい姿をとっている。成田山新勝寺の本尊である不動明王についてわかりやすく解説。

『成田不動霊験記 市川団十郎と名優たち』

旭寿山/著 成田山新勝寺 1981年
市川団十郎一家をはじめ、成田山と関わりのある諸名優の成田山信仰について語る。

『お不動さまの成田山 成田山の絵草紙シリーズ1』

成田山新勝寺
昔から、成田山といえばお不動様と呼ばれるように、成田山は不動尊信仰の霊場として多くの参拝客で賑わった。お不動様のイラストや漫画を用い、多くのルビをつけて解説。

『成田山の團十郎 成田屋「市川團十郎」に見る不動信仰  成田山の絵草紙シリーズ2』

成田山新勝寺
市川団十郎と成田山の関係を、分かりやすく解説。

『成田山まいり 成田山の絵草紙シリーズ3』

成田山新勝寺
平将門の乱によりお不動様を成田に迎え、一千年以上にわたり成田山参りの道も踏み固められてきた。その歴史の道について語る。

佐倉惣五郎

『佐倉惣五郎と宗吾信仰』

鏑木行広/著 崙書房出版 1998年
佐倉藩の過酷な年貢に苦しむ農民を救うため、禁じられている直訴を決行し処刑された惣五郎。『地蔵堂通夜物語』として直訴のあらましは広く人びとに知られており、惣五郎を祀っている寺として信仰されている宗吾霊堂も、多くの参詣客を集めている。

『佐倉惣五郎』

児玉幸多/著 吉川弘文館 1985年
義民として有名な佐倉惣五郎については、伝記はもとより小説・戯曲の類まで数多くのものが伝写されているが、多かれ少なかれ誇張のあるもの、真実に乏しいものなど、確実な資料を欠いている。そこで、可能な限り真相に近い惣五郎の伝記を刊行すべく、新しい資料も加え真実を証明する。

成田空港とともに

『成田空港で』

新倉孝雄/著 工作舎 1994年
発行当時(1993(平成5)年)の成田空港の日常の風景を、人物中心に映した写真集。

『成田の空と大地 闘争から共生への途』

隅谷三喜男/著 岩波書店 1996年
成田空港問題の解決にかかわった著者が、成田空港問題の本質とも言うべきものとその解決への歩みをより多くの人々に知ってほしいと考え、解決に至る経緯とその結果とを記録に遺した一冊。

『成田空港365日 1965-2000』

原口和久/著 崙書房出版 2000年
成田空港担当の記者が、1965(昭和40)年から2000(平成12)年までの35年間の成田の様子を日付で語る365日。

『成田あの一年』

原口和久/著 崙書房出版 2002年
開港から24年たった時点での、成田空港の歴史について一年ごとにまとめた。いわゆるボタンの掛け違い(1966(昭和41)年)から、暫定滑走路の完成(2001(平成13)年)までを振り返る。

『成田空港 日本最大の国際空港を大解剖』

イカロス出版 2006年
ターミナルビルのガイドから、成田空港乗り入れエアラインガイド、飛行機ファン必見の撮影スポットにアクセスガイド、プロカメラマンによる成田を表現した渾身のベストショットまでも掲載。これ一冊で成田空港の全てがわかる。

『三里塚 成田闘争の記憶』

三留理男/著 新泉社 2008年
報道写真家の三留理男氏が、「三里塚を撮ることは人を撮ることであった」と、原書が発行された当時(1971(昭和46)年)を写真とともに振り返る。この写真集のほとんどのページに三里塚の人々が写っている。

『「ナリタ」の物語 1978年開港から』

大和田武士・鹿野幹男/著 崙書房出版 2010年
1978(昭和53)年5月、日本航空の貨物機が開港1番機として成田空港に降り立った。開港30周年にあたり多くの関係者に取材し、それぞれの思いをまとめ成田空港の歴史をひもとく。

『羽田vs.成田』

唐津雅人/著 毎日コミュニケーションズ 2011年
羽田空港が再国際化され、一気に注目度が高まった。新国際線ターミナルには、グルメやショッピングスポットが軒を並べ、たいへんな賑わいを見せている。もてはやされている羽田に対し、成田は窮地に陥った感が否めない。はたして実際のところはどうなのか、成田空港の真相に迫る。

『成田空港2012 その役割と現状』

成田国際空港株式会社 2012年
成田国際空港株式会社が毎年発行している、成田空港の情報を提供する広報誌。

成田山霊光館図録

『成田山ゆかりの絵師』

成田山霊光館 2005年

『皇室と成田山』

成田山霊光館 2003年

『名僧石川照勤』

成田山霊光館 1999年

『絵はがきに見る成田』

成田山霊光館 1999年

『成田山の歴史』

成田山霊光館 1998年

『成田山の霊験』

成田山霊光館 1998年

『成田の近代文学』

成田山霊光館 1996年

『イョッ 成田屋市川団十郎』

成田山霊光館 1996年

『成田街道 信仰の道』

成田山霊光館 1988年

市史関係資料

通史

『成田市史 原始古代編』

成田市史編さん委員会 1980年

『成田市史 民俗編』

成田市史編さん委員会 1982年

『成田市史 中世・近世編』

成田市史編さん委員会 1986年

『成田市史 近現代編』

成田市史編さん委員会 1986年

史料集

『成田市史 近世編史料集1 領主』

成田市史編さん委員会 1982年

『成田市史 近世編史料集2 土地・貢租』

成田市史編さん委員会 1985年

『成田市史 近世編史料集3 産業・文化』

成田市史編さん委員会 1984年

『成田市史 近世編史料集4上 村政1』

成田市史編さん委員会 1973年

『成田市史 近世編史料集4下 村政2』

成田市史編さん委員会 1977年

『成田市史 近世編史料集5上 門前町1』

成田市史編さん委員会 1976年

『成田市史 近世編史料集5下 門前町2』

成田市史編さん委員会 1980年

『成田市史 近代編史料集1 旧町村誌』

成田市史編さん委員会 1972年

『成田市史 近代編史料集2 教育1』

成田市史編さん委員会 1975年

『成田市史 近代編史料集2 教育2』

成田市史編さん委員会 1978年

『成田市史 近代編史料集4 政治』

成田市史編さん委員会 1983年

『成田市史 近代編史料集5 産業・経済』

成田市史編さん委員会 1983年

『成田市史 現代編史料集』

成田市史編さん委員会 1984年

『成田市史年表』

成田市立図書館 1991年

『図説成田の歴史』

普及版成田市史編集委員会 1994年

『市民が語る成田の歴史 1』

成田市立図書館 1998年

『市民が語る成田の歴史 2』

成田市立図書館 1999年

『市民が語る成田の歴史 3』

成田市立図書館 2000年

『新聞にみる成田の50年』

成田市立図書館 2004年

『成田市関係新聞記事目録』

成田市立図書館 2005年

『成田の地名と歴史 大字別地域の事典』

大字別地域の事典編集会 2011年