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いいほんみつけた!2019ねんどばん

最終更新日 2019年08月23日

関連情報

1・2年生

えほん

『うごいちゃだめ!』

エリカ・シルヴァマン/ぶん S.D.シンドラー/え せなあいこ/やく アスラン書房
あるひ、あひると、がちょうは、「うごいたらまけ」きょうそうをすることにしました。きょうそうにかったほうが、チャンピオンです。あひるも、がちょうも、はちがきても、うさぎがきても、ぴくりとも、うごきません。ところが、きつねがやってきて…。

ものがたり

『ちびドラゴンのおくりもの』

イリーナ・コルシュノフ/作 酒寄進一/訳 伊東寛/絵 国土社
ハンノーは、いつもおなじクラスのルートビヒにいじめられるので、がっこうにいくのが、だいきらいでした。けれど、あるひ、こうえんでおかしなちびドラゴンにであいます。それからというもの、ハンノーは、いつもちびドラゴンといっしょでした。うたをつくったり、えをかいたり、べんきょうしたり、がっこうへいくのもとてもたのしくなりました。
ところが、ちびドラゴンは、ドラゴンのくににかえることになりました。

『メリーメリーおとまりにでかける』

ジョーン・G.ロビンソン/作・絵 小宮由/訳 岩波書店
メリーメリーは、5にんきょうだいのすえっこです。おねえちゃんやおにいちゃんは、おおきくて、なんでもしっている、かしこいこたちでした。メリーメリーは、まだちいさいので、なにをしてもしっぱいばかりしています。
けれども、メリーメリーは、いつもさいごには、みんなをあっと、おどろかせるのです。

『たからものくらべ』

杉山亮/作 中西恵子/絵 福音館書店
ともこと、たかしのきょうだいは、ひとりひとり、たからものばこをもっています。
おねえちゃんのたからものは、うまれたひのあしがた、うみでひろったかいがら、ぎんこうでもらったぞうのちょきんばこ。
おとうとのたからものは、きゅうきゅうばんそうこう、おまもり、といれっとぺーぱーのしん、ほかにもたくさん。
みんなは、どんなたからものをもっていますか。

『パイパーさんのバス』

エリナー・クライマー/作 クルト・ヴィーゼ/絵 小宮由/訳 徳間書店
パイパーさんは、バスのうんてんしゅです。あるひ、パイパーさんのいえに、いぬが1ぴきついてきました。それから、ねこが1ぴきと、ひよこも1わ、やってきました。みんなでいっしょにくらしたいのですが、パイパーさんのすんでいるアパートでは、どうぶつをかうことができません。
そこで、パイパーさんは、どうぶつたちをもらってくれるひとを、さがしにいくことにしました。

『ちびっこ大せんしゅ』

シド・ホフ/ぶんとえ 光吉夏弥/やく 大日本図書
ハロルドは、いちばんちびっこの、やきゅうせんしゅ。どんなにれんしゅうしても、うまくできず、いつもベンチにすわってしあいをながめていました。
あるばん、コーチのロンバルドさんは、ハロルドに、からだがちいさくても、だいせんしゅになったひとたちのはなしをしてくれました。
シーズンさいごのしあいで、とうとうハロルドのでばんが、やってきました。

かがくのほん

『たべたらうんち!』

ひさかたチャイルド
あおむしのごはんは、はっぱです。キャベツのはたけで、たくさんたべました。かえるのごはんは、いきているむし。みつばちは、はなのみつや、かふんをたべます。たべおわったら、うんちをします。てんとうむしも、めだかも、ざりがにも、みんなみんな、たべたらうんち!
それぞれ、かたちや、いろは、ちがうけど、うんちをするのは、いっしょです。さあ、どんなうんちが、でてくるかな?

『イワシ むれでいきるさかな』

大片忠明/さく 福音館書店
イワシは、うみにすむ、さかなです。いつも、おおきなかたまりの、むれになって、およいでいます。かぞえきれないほど、たくさんいたイワシは、およいでいるうちに、だんだんすくなくなってしまいます。コアジサシや、ブリ、イワシクジラや、にんげんに、たべられてしまうからです。
でも、いきのこったイワシたちは、ほかのイワシのむれといっしょになって、またおおきなむれをつくります。

ことば

『ことばあそびレストラン』

石津ちひろ/文 石井聖岳/絵 のら書店
「あいすくりーむ あさから あくび」
「おにぎり おこると おっかない」
「なつは なみのり なっとうごはん」
「むしぱん むちゅうで むしをとる」
50おんの、ことばあそびのなかに、たべものがつぎつぎにとうじょうします。

3・4年生

ものがたり

『火曜日のごちそうはヒキガエル』

ラッセル・E.エリクソン/作 ローレンス・ディ・フィオリ/絵 佐藤凉子/訳 評論社
ある寒い冬の日、ヒキガエルのウォートンは、おかしをおばさんにとどけるため、スキーで森に出かけました。ところが、そのとちゅう、ウォートンはわるいみみずくにつかまってしまいます。みみずくは、ウォートンを5日後のたんじょうびのごちそうにすると言います。スキーでけがをした足では、高い木の上にあるみみずくの家から、にげられません。
みみずくからうまくにげだす方法はあるのでしょうか。

『トランプおじさんと家出してきたコブタ』

たかどのほうこ/作 にしむらあつこ/絵 偕成社
トランプおじさんは、動物たちの人気者です。なぜなら、おじさんは動物たちの言葉がわかるからです。そんなおじさんのおうちに、ある日、「ひと晩とめてもらえないでしょうか?」と、何やら事情がありそうなコブタがたずねてきました。

『しあわせいっぱい荘にやってきたワニ』

アーシュラ・ウィリアムズ/さく 吉上恭太/やく 堀川理万子/え 福音館書店
ミネアポリスさんは、しあわせいっぱい荘の大家さんです。ある日、下宿人のジョニーがワニを連れて帰りました。ところが、ジョニーが次の航海から帰ると、ミネアポリスさんがいなくなっていたのです。
さて、ミネアポリスさんは、どこに行ってしまったのでしょう?

『ポリーとはらぺこオオカミ』

キャサリン・ストー/作 掛川恭子/訳 岩波書店
おばかさんのオオカミは、「おまえをくってやる」となんどもポリーのところにやってきます。
でも、オオカミがどんな方法を考えても、かしこいポリーはへっちゃらです。
『はらぺこオオカミがんばる』『まだまだはらぺこオオカミ』もおすすめです。

『小さいおばけ』

オトフリート・プロイスラー/作 フランツ・ヨーゼフ・トリップ/絵 はたさわゆうこ/訳 徳間書店
古いおしろのやねうらべやに、小さい夜おばけが住んでいました。一度でいいから昼の世界を見てみたいと思っていた小さい夜おばけは、ある日、まっ青な空や白い雲を目にします。ところが、日の光を浴びて、おばけの体はまっ黒になってしまいました。
一体どうしたら、夜おばけにもどれるのでしょう。3人の子どもたちが、小さいおばけの力になろうとするのですが…。

『がんばれヘンリーくん』

ベバリイ・クリアリー/作 松岡享子/訳 ルイス・ダーリング/絵 学研
ヘンリーくんは小学3年生の男の子です。ある日、やせこけた犬をひろい、こっそりバスにのせて家までつれてかえろうとしましたが、とちゅうで犬があばれだして大さわぎに。ヘンリーくんのまわりには、次つぎにゆかいなじけんがおこります。

かがくのほん

『どうぶつたちがねむるとき』

イジー・ドヴォジャーク/作 マリエ・シュトゥンプフォヴァー/絵 木村有子/訳 偕成社
動物たちは、すがたも、走り方も、においも、ちがいます。ねむりかたも、ちがいます。アザラシはくるくる回りながら、海へもぐってねむります。フラミンゴは、つめたい水の中でからだが冷えないように、1本足で立ってねむります。
ねむる時間も、それぞれちがいます。キリンは、ちょこっと5分間というように、こまぎれに2時間くらいねむります。ネコは、いちばん長くねむる動物で、1日16時間ねむるのもいます。

『虫のしわざ探偵団』

新開孝/写真・文 少年写真新聞社
野山や公園で、ふしぎな形にあながあいた葉っぱや、模様がついたように色が変化した葉っぱ、すけている葉っぱなどを見かけることがあります。
また、木の枝や建物の壁などに、どろ団子のようなものがはりついていることもあります。それらはきっと、虫がのこした「しわざ」にちがいありません。
その場所をよく観察すると「しわざ」のヌシの正体がわかるかも。

ことば

『ロボとピュータのはいくえほん なつやすみのまき』

あらしやまこうざぶろう/ぶん みなみしんぼう/え 福音館書店
ピュータは、今年の夏休みは、はいくをいっぱい作ることにしました。
はいくは5・7・5の言葉で作る短い「し」です。
「おとうさん ラジオたいそう でたらめだ」
「やきたての とうもろこしの いいにおい」
友だちのデンタくんや、犬のしろくん、ねこのくろちゃんたちといっしょに、ピュータは夏の思い出をはいくにします。

5・6年生

物語

『ふたりのロッテ』

エーリヒ・ケストナー/作 池田香代子/訳 岩波書店
夏休みを過ごす「子どもの家」で、たまたま出会ったルイーゼとロッテ。驚いたことに2人は何から何までそっくりで、誕生日や生まれた場所まで同じでした。
それもそのはず、ルイーゼとロッテは、りこんしたお父さんとお母さんにそれぞれ育てられた双子だったのです。2人は、お父さんとお母さんを仲直りさせようと、とんでもない作戦を立てます。さて、その作戦とは…。

『つくも神』

伊藤遊/作 岡本順/画 ポプラ社
マンションのゴミ置き場での放火騒ぎのあった翌日、ほのかは、エレベーターのなかで奇妙な置物を見つけます。それ以降、とても不思議なことが、ほのかや、お兄ちゃんのまわりで起こり始めます。それは、どうもマンションの隣に建っている、一人暮らしのおばあさんの家の土蔵と関係があるようなのです。

『チョコレート工場の秘密』

ロアルド・ダール/著 評論社
チャーリー・バケツ君の住んでいる町には、世界一大きく、有名で、そして不思議なワンカのチョコレート工場がありました。ある日、その不思議なチョコレート工場に、世界でたった5人の子どもたちだけが招待されることになりました。その招待状は、たった5枚のチョコレートの中に入っているというのです。1年に1回、誕生日にしかチョコレートをもらえないチャーリーは、その1枚を手に入れることなんてできっこありません。

『おれがあいつであいつがおれで』

山中恒/作 杉基イクラ/絵 KADOKAWA
おれの名前は斎藤一夫。転校生の女の子、斎藤一美に体当たりをくわしたとたん、おれと一美は、身体ごとそっくり、入れかわってしまった。
それからがタイヘンなんだ。どうしてかって?わかってくれよな!男と女がそっくり入れかわると、いろいろややこしいことばっかりでさあ…。

『名探偵カッレくん』

アストリッド・リンドグレーン/作 尾崎義/訳 岩波書店
カッレくんは、名探偵になることを夢見る男の子。ある日、友達のエーヴァ・ロッタの家に泊まっているエイナルおじさんの行動が怪しいと思ったカッレくんは、エーヴァ・ロッタ、アンデスと、3人で捜査を始めます。事件を追ううちに、町のお城の地下室に閉じこめられてしまった3人でしたが…。
カッレくんシリーズは他に『カッレくんの冒険』『名探偵カッレとスパイ団』があります。

『扉のむこうの物語』

岡田淳/作・絵 理論社
6年生の行也は、冬休みの特別の宿題に、物語をつくることを選びました。行也が誰もいない小学校の倉庫で物語に使えそうなものを探していると、学校の卒業生だという喫茶店のママが現れ、2人は「扉のむこう」の知らない街に迷い込んでしまいます。そこは、これから行也がつくろうとしていた物語の中でした。

科学の本

『野菜を守れ!テントウムシ大作戦』

谷本雄治/著 汐文社
人間は、自分たちが食べる野菜や果物の生育をじゃまする虫のことを「害虫」とよびます。それに対して、花粉を運んだり、害虫を食べてくれたり、生育を助けてくれるテントウムシ、カマキリ、トンボなどを、「益虫」とよんでいます。
成田西陵高校では、農薬を使わずに、植物についたアブラムシを取りのぞこうという研究が行われました。一時的にテントウムシの羽が開かないようにして、テントウムシを畑にとどめ、アブラムシをたくさん食べてもらおうというものです。
こうした独自の取組みが紹介されています。

『ながいながい骨の旅』

松田素子/文 川上和生/絵 講談社
骨は、体を支える柱であり、また、とても大切なものを守る役割もはたしています。頭の骨や胸の骨の中で守られているのは何でしょう。
それからもう1つ、骨は血を作る工場の役割もしています。血は骨の中で作られているのです。
血の中には、ナトリウムや塩素、カリウムなど、海の水と同じような成分が入っています。私たちの体は、海とつながっているのです。

社会の本

『クララ 300年前にはじめてヨーロッパを旅したサイのはなし』

エミリー・アーノルド・マッカリー/作 よしいかずみ/訳 BL出版
この物語は、300年くらい前に本当にあったお話です。当時ヨーロッパでは、サイはまぼろしの動物でした。そこでヴァン・デル・メール船長は、サイのクララを船に乗せて旅することにしました。本物のサイを見たら、みんなどれほど喜ぶだろうと思ったのです。クララは行く先々で人気者になり、詩が書かれたり、大きな絵が描かれたりしました。有名な百科事典にものったし、王様にだって会いました。
お互い大切な友だちになった船長とクララは、こうして17年ものあいだヨーロッパじゅうを旅したのです。

中学生

物語

『スピニー通りの秘密の絵』

L.M.フィッツジェラルド/著 千葉茂樹/訳 あすなろ書房
13歳の少女セオは、アメリカ・ニューヨークのスピニー通り18番地で画家の祖父、母親と3人で暮らしていました。
ある日、祖父が「卵の下を探すんだ」という言葉を遺して事故で他界してしまいます。謎を解く手がかりが絵にあるのではないかと考えたセオは、祖父の教えや幼い頃から美術館に親しむ中で培った観察眼を元にその秘密を解き明かそうとします。映画俳優の両親を持つボーディも加わって調査を進めるうち、謎の背景には第二次世界大戦が浮かび上がってきました。

『ジュリアが糸をつむいだ日』

リンダ・スー・パーク/作 ないとうふみこ/訳 いちかわなつこ/絵 徳間書店
韓国系アメリカ人のジュリアは、親友のパトリックと一緒にカイコを育てる自由研究に取り組むことになります。しかし、ジュリアは「テーマが韓国っぽい」と、気乗りがしません。また、お母さんが黒人に対して差別意識を持っているのではないかと、 わだかまりを感じています。ジュリアは研究を続けながら、友人や家族との関係、人種の問題、農業や環境、家畜とペットの違いなど、身の回りで起こる様々なことを考えるようになっていきます。

『リバウンド』

E.ウォルターズ/作 小梨直/訳 深川直美/画 福音館書店
中学のバスケットボールチーム入りを目指すショーンは、新学期早々車いすの転校生デービッドと衝突し、彼の案内役を命じられます。バスケットを通じて親しくなった2人は、さまざまな経験をしながら、次第に心を開いていきます。
大事なのは「失敗したシュートを次にどうやって決めるかだ。」

『影の王』

スーザン・クーパー/作 井辻朱美/訳 小西英子/画 偕成社
シェイクスピア劇を演じるためにアメリカからロンドンへやってきた少年ナット。ある朝目覚めると、そこは16世紀のロンドンでした。
新築されたばかりのグローブ座の舞台に立つナットは「真夏の夜の夢」の妖精パックを演じ、シェイクスピアの近くで幸せな時間をすごします。

『ヴンダーカンマー ここは魅惑の博物館』

樫崎茜/著 上路ナオ子/画 理論社
中学2年の2学期に行われる職場体験では、保育園やレストラン、役所など様々な受入れ先があります。5人が振り分けられたのは、急きょ受入れ先に追加された「県立自然博物館」。しかも、到着早々5人別々の仕事を手伝ってもらうと告げられます。
最初は、博物館にも、その仕事にも興味がなかった5人ですが、実際に体験したり働いている人と交流したりするうちに、見方が変わっていきます。

『空色勾玉』

荻原規子/作 徳間書店
ある日、村娘の狭也は、自分が「闇の氏族」の巫女姫であると知ります。憧れの輝の宮に救いを求める狭也でしたが、神殿に閉じ込められて地底の女神の夢を見ている少年・稚羽矢と出会い、不思議な運命に導かれていきます。
光と闇がせめぎあう古代の日本を舞台に描く「勾玉」をめぐるファンタジーです。

『二年間の休暇』

J.ベルヌ/作 朝倉剛/訳 太田大八/画 福音館書店
1860(安政7)年3月9日、太平洋で見習い水夫1人と14人の寄宿学校の生徒をのせた船が遭難し、無人島にたどりつきます。年齢も国籍も違う15人の子どもたちは対立しあいながらも、数々の困難をのりこえ島での生活を続けていきます。
『十五少年漂流記』の名でも知られる、有名な冒険物語です。

科学の本

『クジラのおなかからプラスチック』

保坂直紀/著 旬報社
海岸に遊びに行くと、プラスチックボトルやスーパーの袋などが、浜辺に打ち上げられているのを見たことはありませんか。日本の海岸で見つかるプラスチックの中には、海流にのって遠くの国から運ばれてきたものもありますし、日本から出たごみが外国に流れ着くこともあります。体重4.5トンの死んだマッコウクジラの胃から7.6キロのプラスチックごみが見つかったケースもあります。また、人がほとんど住んでいない北極や南極の海からも、紫外線や波の力で砕けたマイクロプラスチックが見つかっています。
地球をこれ以上、プラスチックごみで汚さないよう、世界は協力して、ごみを減らそうと取り組み始めています。

伝記の本

『シートン 子どもに愛されたナチュラリスト』

今泉吉晴/著 福音館書店
シートンは、5歳の時にイギリスからカナダへと渡り、雄大な自然の中で暮らし始めました。幼いシートンは、農場で動物の世話をしたり、農夫や猟師から話を聞いたり、野生動物を観察したりする中で自然の素晴らしさに気づきます。この体験が、大人になってから「動物記」を書くことに繋がっていくのです。また、シートンはアメリカ先住民の暮らし方や知識を広めるウッドクラフト運動や、ボーイスカウト・オブ・アメリカの創設など、動物や自然と共存する生き方を伝える活動にも取り組んでいました。
シートン自身が描いた絵や、当時の写真などの資料とあわせて、シートンの一生を紹介します。