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いいほんみつけた!2017ねんどばん

最終更新日 2017年07月19日

関連情報

1・2年生

えほん

『ねずみのすもう』

神沢利子/文 赤羽末吉/絵 偕成社
びんぼうなじいさんが、やまへ、しばかりにゆくと、ふしぎなこえがきこえてきました。
「でんかしょでんかしょ」
「はて、なんだろう」とおもって、いってみると、ねずみがすもうをとっているところでした。
それも、みおぼえのあるねずみです。

『しょうぼうじどうしゃじぷた』

渡辺茂男/さく 山本忠敬/え 福音館書店
ふるいジープをかいぞうした、ちびっこしょうぼうじどうしゃの「じぷた」は、はたらきものです。
でも、こどもたちに、にんきなのは、はしごしゃの「のっぽくん」や、こうあつしゃの「ぱんぷくん」、きゅうきゅうしゃの「いちもくさん」です。
じぷたは、かっこいいなかまたちを、うらやましいとおもっていました。
そんなあるひ、じぷたに、しゅつどうめいれいがでます。

『なつのゆきだるま』

ジーン・ジオン/文 マーガレット・ブロイ・グレアム/絵 ふしみみさを/訳 岩波書店
ヘンリーとおにいさんのピートは、ちいさなゆきだるまをつくりました。
ヘンリーは、おつきさまが、ゆきだるまをとかしてしまわないか、しんぱいでたまりません。
ところが、ピートはわらうだけ。
でも、ヘンリーはいいことをおもいついたのです。

ものがたり

『なぞなぞのすきな女の子』

松岡享子/さく 大社玲子/え 学研教育出版
あるところに、なぞなぞのすきなおんなのこがいました。
なぞなぞあそびをしてくれるひとをさがしに、もりへでかけたおんなのこは、もりのなかで、なんとばったりオオカミにであいました。
そこで、オオカミとなぞなぞをすることにしましたが…。

『しろいいぬ?くろいいぬ?』

マリオン・ベルデン・クック/ぶん 光吉夏弥/やく 大日本図書
ワッグルズは、やどなしのしろいこいぬです。デパートで目のまえにおちてきたぼうしをくわえたら「どろぼう!」とおいかけられました。
ワッグルズは、あわてて、せきたんのはこにとびこみました。
すると、でてきたときには、まっくろいこいぬになっていました。
これでもうだいじょうぶかな?

『エルマーのぼうけん』

ルース・スタイルス・ガネット/さく ルース・クリスマン・ガネット/え わたなべしげお/やく 福音館書店
あるひエルマーは、かわいそうなりゅうのこどものはなしをきき、たすけにいくことにしました。
ところが、どうぶつじまには、おそろしいもうじゅうが、たくさんすんでいます。
どうやって、りゅうのこどもをたすけたらいいのでしょう。

かがくのほん

『やさいの花』

埴沙萠/写真 嶋田泰子/文 ポプラ社
みなさんは、ゴボウやレタス、キャベツなどのやさいをみたことがあるでしょう。
では、そのやさいが、どんな「はな」をさかせるかしっていますか?
ニンジン、ブロッコリー、ハクサイ、カブ、ダイコン、タマネギ…、なかなかみることができないやさいのはなを、たくさんしょうかいしています。

『どこにいるの?シャクトリムシ』

新開孝/写真・文 ポプラ社
シャクトリムシは、からだをのばしたり、ちぢめたりしてあるく、おかしなむし。
シャクトリムシは、はやしのにんじゃ。
はっぱや、えだのまねをしてかくれたり、かれたはなのまねをしたり。
にげるときには、くちからいとをだして、えだからとびおりたりします。
おもしろくてふしぎなシャクトリムシを、さがしてみましょう。

ことば

『あいうえおうさま』

寺村輝夫/文 和歌山静子/絵 理論社
「あいうえおうさま あさの あいさつ」
おうさまといっしょに、たのしいことばをさがしてみましょう。
みじかいことばが、ぽんぽんはずんで、うたいだしたくなります。

3・4年生

えほん

『アンドルーのひみつきち』

ドリス・バーン/文・絵 岩波書店
アンドルーはものづくりが大好き。いろんなものを発明しましたが、パパもママもきょうだいたちも、よろこんでくれません。
そこで、アンドルーは、じぶんだけのひみつきちをつくることにきめました!
うわさをきいた子どもが、つぎつぎとやってきて、アンドルーに、ひみつきちをつくってもらいます。

ものがたり

『千年ぎつねの春夏コレクション』

斉藤洋/作 高畠純/絵 佼成出版社
きつねのなかには、ものすごく長生きするものがいて、そういうきつねは、人間をばかすのです。
けれど、千年も生きている千年ぎつねは、つまらないいたずらはしません。
もっとスケールの大きなことをするのです。

『ながいながいペンギンの話』

いぬいとみこ/作 大友康夫/画 岩波書店
こわいものしらずのルルと、心やさしいけれどおくびょうなキキ。2ひきは生まれたばかりの赤ちゃんペンギンの兄弟です。
ある日、ルルがお父さんとお母さんをさがしにでかけると、トウゾクカモメがおそってきました。
にげだしたルルは、おばあちゃんペンギンに会い、こわい人間のはなしをおしえてもらいます。
ところが、ルルはそのこわい人間につかまってしまったのです。

『大どろぼうホッツェンプロッツ』

プロイスラー/作 トリップ/絵 中村浩三/訳 偕成社
7本の短刀とピストルをもった有名な大どろぼうホッツェンプロッツに、おばあさんのだいじなだいじなコーヒーひきがぬすまれました!
それは、まごのカスパールが、友だちのゼッペルといっしょにつくったお誕生日いわいの品です。
ふたりは、コーヒーひきをとりかえすため、ホッツェンプロッツのかくれ家をさがすことにしました。
ふたりが考えた作戦とは、どんなものだったのでしょう?

『百まいのドレス』

エレナー・エスティス/作 石井桃子/訳 ルイス・スロボドキン/絵 岩波書店
「戸だなの中にドレスを百まい持ってるの」と言うワンダをからかうクラスの女の子たち。
すり切れた青いワンピースを毎日着てくるワンダを信じる子は、だれもいません。
マデラインは、人気者のペギーがワンダをからかうのをやめてほしいと思うのですが…。

かがくのほん

『ジンベエザメのはこびかた』

松橋利光/写真 高岡昌江/文 宮野耕治/絵 ほるぷ出版
大阪のすいぞくかんでくらすジンベエザメは、体の長さが5メートル、口のはばが1メートル、体重はおよそ1トンもある、世界一大きな魚。
いったい、どこからはこんできたのでしょう?
じつは、「いきもののプロ」と「はこぶプロ」があつまって、460キロメートルの道のりをはこんできたのです。

『石の中のうずまきアンモナイト』

三輪一雄/文・絵 福音館書店
アンモナイトをしっていますか?
大昔の海にすんでいた生き物ですが、絶滅してしまい、いまでは化石でしか見ることができません。
アンモナイトの化石は、日本でも、あちこちで見つけることができます。
「公津の杜コミュニティセンター(もりんぴあこうづ)」の床にもアンモナイトがいますよ。
この本をよんで、アンモナイトにくわしくなったら、さがしに行ってみましょう。

でんきのほん

『鳥に魅せられた少年 鳥類研究家オーデュボンの物語』

ジャックリーン・デビース/文 メリッサ・スウィート/さし絵 樋口広芳/日本語版監修 小野原千鶴/訳 小峰書店
ジョン・ジェームズは、鳥のかんさつが何よりも大好きな少年でした。
18歳になると、ジョンは家族とはなれてアメリカのペンシルベニアの農場で働くことになりました。
しかしジョンは、いつもいつも、とにかく鳥のことばかり気になってしかたありません。
やがて、ジョンは鳥が冬の間どこにいるのか、春になると同じ場所に帰ってくるのか、どうしても知りたくなりました。
そこで、鳥の足に目印をつけて行き先を調べてみることにしたのです。

ことば

『のはらうた』

くどうなおこ/作 童話屋
あるひ、のはらをさんぽしていると、みみもとをとおりぬけていった“かぜみつるくん”が、はなしかけてきました。
それは、まるでうたのようです。
「かきとめておこうか」というと、「たのむぜ」とへんじがかえってきました。
のはらむらのみんなのたのしい詩を、だいりにんの“くどうなおこさん”が、まとめてくれました。
「のはらうた」シリーズの本は、ほかにもあります。
ぜひよんでみてください。

5・6年生

物語

『チビ竜と魔法の実』

富安陽子/著 大庭賢哉/絵 偕成社
5人家族のシノダ家には重大な秘密があります。
それは…ママの正体がキツネだということ!
人間のパパとキツネのママ、両方の血を引く3人の子どもたちは、ごくふつうに暮らしているのですが、ママのキツネの親せきがやってきては、大騒動をまきおこします。
この間など、鬼丸おじいちゃんにくっついてきた雲竜の子どもが、おふろばに住みついてしまいました。
さあ、たいへん。
「シノダ!」シリーズの第1巻。10巻まで刊行されています。

『つづきの図書館』

柏葉幸子/作 講談社
桃さんは、生まれ育った町に帰って、図書館で働くことになりました。
ある日のこと、絵本の中から、はだかの王様が出てきて、桃さんに「昔、絵本を借りていった子どもの続きが知りたい」と頼みます。
お話の続きを探すのには慣れている司書の桃さんも、子どもの続きを探すのは初めてでした。

『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』

斎藤惇夫/作 藪内正幸/画 岩波書店
イタチの一族におそわれ、絶滅寸前となった島のネズミたち。
彼らを助けるため、町ネズミのガンバと仲間の船乗りネズミたちは夢見が島へ向かいます。
しかし、イタチはあまりにも強く、先頭に立って闘うガンバも行方不明に。
さて、ネズミたちの運命は?
ガンバが飼いリスのグリッグを手助けする『グリッグの冒険』、シリーズ最終作『ガンバとカワウソの冒険』もおすすめです。

『サマセット四姉妹の大冒険』

レズリー・M・M・ブルーム/作 尾高薫/訳 ほるぷ出版
コーネリアのママは世界的に有名なピアニストで、コーネリアと仲良くなろうとする人たちは、みんなママが目当です。
けれど、隣の部屋に引っ越してきたおばあさんのヴァージニアは違いました。
たくさんある部屋はそれぞれ、彼女が若い頃、個性的な姉妹と一緒に旅行した場所に似せて改装されています。
モロッコにイギリスにインドまで!
彼女の語る冒険話にコーネリアは夢中になるのでした。

『ケンスケの王国』

マイケル・モーパーゴ著 佐藤見果夢/訳 評論社
マイケルと両親は、ヨットで世界一周をしています。
けれども、海に落ちてしまったマイケルは、名も知れぬ南の島の海岸で目覚めることになったのでした。
食べ物を探すうちに、マイケルは、島にいるのは自分ひとりではないようだと気がつきます。
そっと手助けしてくれるくせに、その人は、どうしてマイケルの前に姿をあらわそうとしないのでしょうか。

『クローディアの秘密』

E・L・カニグズバーグ/作 松永ふみ子/訳 岩波書店
12歳のクローディアは、弟のジェイミーと家出することにしました。
行先はニューヨーク市のメトロポリタン美術館。
おこづかいを貯め、美術館のパンフレットを研究し、きちんと計画を立てました。
美術館では、閉館時間にトイレにかくれて守衛をやりすごし、展示された昔の寝台で眠りました。
ある日、ミケランジェロの作かもしれない天使の彫像が新しく展示され、2人はその天使の謎を解こうとするのですが…。

科学の本

『びっくり!マグロ大百科』

葛西臨海水族園クロマグロ飼育チーム/著 講談社
「マグロのなかのマグロ」といわれるマグロの王様、クロマグロ。
全長約3メートル、体重は約500キログラムにもなる大きな魚です。
クロマグロは陸地からとても遠い海で生活し、しかも広い海を泳ぎまわっているので、じっさいに泳いでいるところを見るのはむずかしいそうです。
世界で初めてクロマグロが群れで泳ぐすがたを水族園で展示することに成功した飼育チームのメンバーが、クロマグロのさまざまなヒミツをごしょうかいします。

『せいめいのれきし 地球上にせいめいがうまれたときからいままでのおはなし』

バージニア・リー・バートン/文・絵 いしいももこ/訳 岩波書店
地球上に生命が生まれたときから、いままでのおはなしが舞台仕立てで進みます。
ナレーターは、バージニアさん。
主役の動物たちや植物たちが、次々に登場します。
生きものの演ずる劇は絶えることなく続き、いつも新しく、いつも移り変わって、私たちを驚かせます。

社会の本

『自転車ものがたり』

高頭祥八/文・絵 福音館書店
現在の自転車は、約1400個もの部品から作られています。
どんな機械を使うよりも少ないエネルギーで動くことのできる軽くて便利な自転車には、速さと安全性を考えた、たくさんの技術が使われているのです。
もちろん、はじめから今のような形をしていたわけではありません。
自転車は、誰が、いつごろ発明したのでしょうか。

中学生

物語

『あまねく神竜住まう国』

荻原規子/作 徳間書店
戦いに敗れ、父と一族郎党を失った源頼朝は、わずか14歳で伊豆の流刑地へ送られました。
災厄を招いた罪人として豪族たちに命を狙われ、明日をも知れぬ暮らしをしている頼朝の元を、ある日、意外な人物が訪れます。
自分の運命に翻弄され悩む頼朝は、教科書で出会う歴史上の人物とは違う、等身大の少年。
土地神である神竜との対峙を経て成長する頼朝の姿を描いた歴史ファンタジーです。
本作でも重要な登場人物である笛の名手・草十郎と、舞姫・糸世の物語『風神秘抄』もおすすめです。

『DIVE!! 前宙返り3回半抱え型』

森絵都/作 講談社
高さ10メートルの飛び込み台から、時速60キロものスピードでプールに着水するまでわずか1.4秒。
その間に、どんな技をどれだけ美しく決められるか。
生まれも育ちも違う3人の少年たちは、1年後に迫ったオリンピックに出場することを目標に、今日も飛び続けます。
「DIVE!!」シリーズは全4作です。

『ラ・プッツン・エル 6階の引きこもり姫』

名木田恵子/著 三村久美子/装画 講談社
マンションの一室に引きこもりになり、孤独に暮らしている少女。
彼女は、塔に閉じ込められた童話のお姫様になぞらえて、自らを「ラ・プッツン・エル」と呼んでいます。
あるとき、ラ・プッツン・エルが双眼鏡で窓の外をながめていると、「塔」の下を1人の少年が通りかかり…。

『ぼくたちに翼があったころ』

タミ・シェム=トヴ/作 福音館書店
足の不自由なヤネクは、孤児院に入れられました。
空腹やいじめを覚悟していたヤネクですが、そこでは子どもたちによる自治が行われていました。
これまでいた孤児院との違いにとまどいながら、ヤネクは、小児科医にして作家のコルチャック院長先生をもっとよく知りたいと思うのでした。

『ポリッセーナの冒険』

ビアンカ・ピッツォルノ/作 クェンティン・ブレイク/絵 長野徹/訳 徳間書店
ポリッセーナは、しかられるたびに「本当の両親は別にいるに違いない」と思っています。
ある日、自分が本当に修道院からもらわれた子だと知ってしまったポリッセーナは、家を飛び出してしまいました。
彼女は、動物曲芸団をひきいるルクレチアという女の子に助けてもらいながら、両親を探す冒険に出るのですが…。

『第九軍団のワシ』

ローズマリ・サトクリフ/作 猪熊葉子/訳 岩波書店
守備隊の司令官を任されたローマ人のマーカス。
彼は重傷を負ったため軍団を離れ、身を寄せた叔父の家でブリトン人の奴隷エスカと出会います。
次第に心を通わせるようになった2人は、父が所属し、謎の失踪をとげた第九軍団と、ローマ帝国の象徴である“ワシ”を求め、危険な北の辺境へ旅に出ます。
マーカスの子孫が登場するローマン・ブリテン・シリーズ『銀の枝』『ともしびをかかげて』『辺境のオオカミ』もおすすめです。

科学の本

『ややっ、ひらめいた!奇想天外発明百科』

マウゴジャタ・ミチェルスカ/文 アレクサンドラ・ミジェリンスカ/絵 ダニエル・ミジェリンスキ/絵 阿部優子/訳 徳間書店
今から400年近く前のある朝、ポーランドの上空にドラゴンが出現しました。
嘘ではありません。ただし、本物でもありませんでした。それは、機械じかけの「旅客用ドラゴン」の試作機だったのです!
他にも「切手なめ器」や「傘つきまくら」、「キャンディ色仕分け機」に「空飛ぶ自動車」…へんてこなアイデアも天才的なアイデアもありますが、どれも大真面目に発明しようと、情熱を注いだ人々が存在したのです。
みなさんのふとした思いつきも、偉大な「発明」につながるかもしれませんよ。

伝記の本

『理系アナ枡太一の生物部な毎日』

枡太一/著 岩波書店
アナウンサーとして活躍する枡太一さんは、千葉県生まれで生き物が大好き。
中学・高校と虫を追いかけ、生物部で学びながら、文学や山登り、ジオラマ作りと、さまざまなことに興味を持って、全力でぶつかります。
数学が大の苦手ながらも、生物の研究をやりたい一心で受験勉強に励み、見事、東京大学に合格。
そして、テレビの世界でも生物好きなアナウンサーとして、広く親しまれています。
青春時代の元気さと、たくさんの生き物との出会いが、わくわくする文章で紹介されています。

社会の本

『タマゾン川』

山崎充哲/著 旬報社
かつて、死の川とまで呼ばれるほど汚染の激しかった多摩川は、たくさんの人の努力の甲斐あって、四万十川に並ぶほどの水質を取り戻しています。
けれども今度は、そのきれいになった川に、家で飼えなくなった魚や亀が捨てられ、本来の生態系を破壊する原因となっています。
なんとピラニアまでいるというから驚きです。
1本の川から環境と倫理を考えてみましょう。