解題

「私（三重吉）が一字の誤植をもがみがみいふものですから、部長の高浜さん（高浜虚子）が責任を帯びて自分でも一字一字校正くださった」という、原稿との間にはほとんど差異は認められないが、当時の習慣で新聞に掲載された時には総ルビがふられている。連載の1-4、8-16、18-20、32、72、135回を欠いている。

なお、資料がかなり黄ばみ酸性化が進んでいたため2枚重複している物を除き、135枚については脱酸処理及びエンキャプシュレーション処理を施し保存している。

（山本佗介　事務局にて加筆）