資料名『小鳥の巣』の加筆原稿
著者名鈴木三重吉
出版者春陽堂
作成年

解題

春陽堂版発行の『小鳥乃巣』1912(大正元)年11月8日 定価1円20銭 菊判412ページ に朱筆で加筆したものである。『国民新聞』に連載した自筆原稿と春陽堂版発行の『小鳥乃巣』を比較してみると文章に著しい相違が見られる。しかし、『三重吉全作集』1916(大正5)年のために、さらに春陽堂版に手を入れている。作家が自分の草稿を推敲したり、初出を単行本にする時や改めて刊行するに際して、若干の手直しをすることは決して珍しいことではないが、三重吉ほどの再三にわたる執拗ともいえる朱筆改稿はあまり類がない。

なお、資料がかなり黄ばみ酸性化が進んでいたため、206枚すべて脱酸処理及びエンキャプシュレーション処理を施し保存している。

(山本佗介 事務局にて一部加筆)

NSIN(書誌ID)DL20131000060
種別加筆原稿
細目1枚物
ページ数206枚
大きさ(縦×横)25.2×23.0cm
資料群名鈴木珊吉氏寄贈の鈴木三重吉資料
目録番号6
撮影年月日2012/09/12
掲載枚数 4 枚
備考脱酸処理・エンキャプシュレーション処理済
所蔵成田市立図書館
分類913.6
件名鈴木三重吉
件名(成田)成田市-鈴木三重吉
キーワード(成田)
地域コード9N
郷土分類866