資料名明治4年の土室村絵図
作成年1871(明治4)年4月

解題

本デジタル資料別掲載の「元文5(1740)年の土室村絵図」から130年経つが、村の景観に大きな変化はない。村は、東が大室村、西が幡谷村、南が成毛村・小泉村、北が名古屋村と境を接している。村内には赤色の道が縦横に走り、北側の尾羽根川沿いから谷津にかけて水田が広がり、谷津の奥には溜池が設けられている。集落は2か所に形成されているが、大きく描かれている家は寺で、東側の尾羽根川に架かる橋に近い寺が曹洞宗祥鳳寺、東隣が臨済宗福善寺、南隣が天台宗勝善寺、西側の寺が曹洞宗永久寺である。東側の大きな鳥居の神社は鹿島神社である。台地は山林が多く、畑は集落の近くに形成されている。東側の野地には2か所の岩屋と5か所の室、南側の道の両側に描かれた並木の脇には2か所の塚が見える。西側の一部は幡谷村との入会地となっている。この村絵図が作成された3か月後の7月には、藩を廃止して県を置く廃藩置県が実施されている。

(鏑木行廣)

NSIN(書誌ID)DL20161000070
種別絵図
細目村絵図
ページ数1枚
大きさ(縦×横)67×93cm
資料群名村絵図
文書番号土室区有文書 600
撮影年月日2015/10/31
掲載枚数1枚
備考
所蔵成田市立図書館
分類213.5
件名成田市-歴史
件名(成田)成田市-村絵図
キーワード(成田)
地域コードN
郷土分類208.8