資料名新川大門瓦工場
副書名風景(川・河岸・船・駅・行事)
富澤氏の
キャプション
「瓦焼く」其の1 新川大門工場、窯と職人
著者名富澤庸祐
出版者-
作成年-

解題

かつて、滑川河岸、新川から安西にかけての地域では、瓦作りが行われていた。最盛期には十数軒もあったといわれている。黄-4-147、黄-4-149は新川の大門瓦店での瓦づくりの様子である。だるま窯(かま)という窯を庭に作り、1回に平瓦が800 - 1000枚焼けた。窯の大きさは高さ約1.2m、長さ約7m、幅約2.5m、前方・後方に焚き口と煙突があり、釜の厚さは30cm程度、土に飼葉(わらを3cm位に切ったもの)を混ぜて水で練って作った壁土状なものを何回か塗ってドーム状にする。窯底は約40cm掘り下げて作った。瓦は5段積みにして焼いたが、上部の4・5段のものは質が少し落ち、その中には再度焼き直したものもあったという。

原材料の土は、地元の畑(かつては桑畑)のもの。1m近い層があったが、上部層のものが良質であった。採土した後の畑は田圃として利用した。採取した土は一定期間、さらしておく(枯らす)とよくなった。薪は地元や近隣のものを使っていた(その後は薪に代わって15年間くらい重油バーナーを使って焼いた)。

(島田七夫 事務局にて一部編集)

NSIN(書誌ID)DL20151000370
種別写真
細目写真
ページ数1枚
大きさ(縦×横)
資料群名富澤庸祐アルバム
目録番号黄-4-147
撮影年月日2014/01/17
掲載枚数1枚
備考
所蔵成田市下総歴史民俗資料館
分類748
件名富澤庸祐
件名(成田)成田市-富澤庸祐
キーワード(成田)
地域コード9N
郷土分類748